屈折型

 一般的に望遠鏡といえばこの形を想像します。初心者には非常に扱いやすく、メンテナンス
もほとんど不要です。太陽や月を主に見る場合は口径が小さくても良いのですが、惑星や星団
を見るなら少しでも口径の大きなものを選ぶのが良いでしょう。高倍率にすると像が暗くなっ
たり解像力不足になるため、少なくとも10cm以上は欲しいところです。
 アクロマートレンズでは色収差が目立ちますが、「手軽に見る」と割り切るなら選択肢の一
つとしてアリだと思います。最近は12〜15cmでも比較的安いモデルが登場しているので、
初心者でも入手しやすくなってきました。
 写真を撮るのであれば、フローライトなどの方が良いのですが高価です。EDレンズや、レンズ
設計により色収差が少なくなったモデルがオールマイティに使えて狙い目かも知れません。
 口径は大きい程良いですが、20cmでは重すぎたり車に乗らなかったりするので、移動式
としての限界は17.8cmでしょう。但し価格等の問題は残りますが…。
 レンズが筒先に付いているので、反射式に比べて夜露の影響を受けやすいので、長時間の観
測では夜露対策も考える必要があります。
 1台に全てを求めるのは無理があります。目的に合ったものを選びましょう。

種別 安価 中間 高価
6cmクラス
70M

60ED

FS-60Q
8cmクラス
A80M

77EDU

FSQ-85ED
10cmクラス
SE-102S

ED-103S

TSA-102
12cmクラス
SE-120S

ED-115S

TSA-120
13cmクラス
AR127

BLANCA-130EDT

TOA-130
15cmクラス
RFT150


TOA-150
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