2019年09月28日

第4回 野村町天体観望会


9月28日に、西予市野村町で天体観望会を開催しました。1週間前から曇り時々雨の
予報のまま、一度も覆らず当日を迎えてしまいましたが、大崩れの予報では無い
以上は・・・と決行したという経緯でした。娘を連れて現地に向かったのは17時半頃。
途中で何度かポツポツかかる雨粒をワイパーで拭いながら現地に向かいますが、
破れかぶれの心境ではありました。

今回の会場は、市街地の社会福祉センター駐車場です。この地区は、昨年の西日本
豪雨で2m以上浸水した地域です。被災された方の多くが、地域外へ転出されたり、
仮設住宅での不便な暮らしを続けていらっしゃる状況です。

会場に隣接するイタリアンレストランで娘と夕食を取り、19時前に会場に戻りました。
ポツポツと落ちていた雨粒は無くなっていましたが、もちろん周囲に人影はありま
せん。

「このまま帰った方が良いんじゃない?」と言う娘。同意に傾く気持ちを抑え込んで、
軽量機材(ミードETX105と国立天文台の組立キット望遠鏡)の準備を始めます。この
機材なら、にわか雨に祟られても10秒以内で玄関の軒下に運べます。

19時20分頃、雲が切れて木星と土星が見え隠れする空になりました。しかしながら
周りには誰も居ません。数分間は娘と親子水入らず(?)の観望会でしたが、なんと!
このあとレストランのご主人が、お食事中のお客さまを観望会の会場に誘導いただいた
ばかりか、お店のお二人も(営業中にも関わらず)交替で望遠鏡を覗きに来ていただいた
のです。思えば、昨夏、Y本さんY野さんが応援に来ていただいた際に、夕食をご一緒
したレストラン。ご縁は本当に大切にしないといけないと痛感しました。

その後も数人の方にお越しいただき、お客様は合計12人でした。この天候の中では
上出来だったと自画自賛。

雲間を狙いながらでしたが、なんとか木星・土星・アルビレオ、アンドロメダ銀河を
観望して頂けました。アンドロメダ銀河(街明かりの中、口径10.5cmでボンヤリ見える
バルジ部分)で、あれほど感動して頂けたのは初めての事でした。
・・・ちょっとだけ痩せて身のこなしが軽くなってきたかなぁと思っていましたが、
不動点1m未満のスカイメモSでの天頂付近のアルビレオ導入は、まだまだ邪魔なお腹の
肉のせいで、かなり四苦八苦。引き続き減量も頑張ります!