2019年09月10日

例会


(1)「 渡辺様講話 」
  9月の例会のメインイベント!
  来賓の新潟天文同好会の渡辺真一氏の講話です。

  渡辺真一(新潟天文同好会)氏はFacebookの新大分天文協会友の会グループで
  会員の多くの方が知っていてお世話になっている方ですが今回、大分天文協会の
  例会に遠路新潟から、来ていただけることになりました。T田さんの人脈&
  交渉のおかげと感謝いたします。

  渡辺氏の天文・観測・撮影・画像処理などの素晴らしさや人柄の素晴らしさは、
  Facebookされている方は皆さんご存知と思います。その、渡辺さんが大分の例会
  に来てみたいと言って頂けるとは何と嬉しく貴重なチャンスでありましょうか!

  9/9、新潟から台風の直撃を受けた東京羽田へ!大混乱の中、1時間以上遅れて
  高松空港へ無事フライト!本当にお疲れさまでした。無事、高松到着の後は、
  T田さんの案内で天体望遠鏡博物館を満喫されたそうです。そこでは、有名な
  栗栖総統も合流されたそうで濃い望遠鏡談義が交わされたことでしょう!

  その夜は、事務局もお世話になった大分天文協会高松支部??(T田様宅)に
  ご宿泊。翌、9/10快晴の高松を出発し目指すは西の九州・大分へ!
  途中、香川-愛媛県境近くの某屋上(栗栖総統)天文台を急襲したようです!
  その後無事、豊予海峡をフェリーで渡り、この例会に来ていただけました!

  9月特別例会は3部構成!

  ★例会第一部 18:00〜19:00 フライング例会
   平日の早い時間ですが、来れる方だけでも渡辺氏を囲んで懇談会形式の例会を
   やりましょう! 画像処理の秘伝講義があるかもよ!
   平日早い時間ですが大きの参加を期待します!・・・と言う案内をしました。
   17:30にはコンパルに到着した渡辺様ご一行! 本当にお疲れさまでした。

   18時前に続々集まってきた会員の皆さん、初&生の渡辺さんに大いに感激!
   Facebookで全国一お世話になってるI立さんや、渡辺さんのアドバイスで月面の
   エキスパートに昇格したY元さん何時も二人で高度な情報交換してるF吉さん
   (仕事で遅れましたが)事務局も無論お世話になってますから大感激です!

   第二部の講話がはじまるまで、ワイワイガヤガヤ 良いですね・・・星談義!

  渡辺さんからお菓子の差しれと(すみません!)なんとなんと、大判に印刷された
  月面の写真を3枚もいただきました!凄い解像度、凄い画像です!感謝感謝です!
  どのように活用するか考えていきましょう!

  T田さんからもお菓子を頂き、さらに庄内のK長さんが、ご自宅農園の豊水梨を
  今年も持ってきてくれまして、昨年に引き続きT田さんが包丁で剥いてくれました。
  ただ、昨年のような「包丁事件は(内緒)」は起こりませんでしたのでご安心を!

  食べながら出申し訳ないのですが、おただいたお菓子や梨を皆で食べながら歓談
  しました。

  また、渡辺さんが持ってきた小さな部品!これは小型の超強力換気扇=シロッコ
  ファンだそうです。用途は、望遠に取付、鏡筒の中に強力に外気を吹き込み、鏡筒の
  中の空気を追い出し、内外温度の差を減らし筒内気流を減らすためのものです!

  ★★例会第二部 19:00〜20:00 通常例会
   渡辺氏の講話&質疑応答
   講話演題「アマチュアが月の写真を撮ることの意味」・・・と言う内容で
   講話スタート。事前に頂いていたアウトラインは以下です。
 
  1  月を撮る目的
    きれいだから(色、形、模様、地上の風景とのコラボ、惑星との会合・・・)
    形の変化がおもしろいから(満ち欠け、秤動、地球照・・・)
    記念に(なんとかムーン、月面X、中秋の名月・・・)
    月の地形を知りたい(クレーター、谷、崖、ドーム、レイ・・・)
    変化がないか監視(月面流星、TLP・・・) 

  2  月の地形、いろいろ(14インチで捉えた詳細)
    海・湖・沼
    山脈・山地・山
    クレーター・レイ(光条)
    崖・構造線
    峡谷・谷・リル
    ドーム
    尾根(リンクルリッジ)
    おまけ(コンセントリッククレーター・猫耳クレーター・月面X)
 
  3  これらから何がわかるか
    谷の形状・分布→でき方の違い
    クレーターの重なり方→生成年代
    海の表面のアルベドの違い→溶岩の成分・生成年代
    レイの形状→インパクトの規模・方向
    孫衛星からの写真との突き合わせ(LROC Quickmap)

  4  撮影の手順と工夫
    機材とソフトウェア
    シーイング
    後処理
    照合・確認

  5  これからの目標
    より高い解像度
    階調豊富な写真
    変化を捉える(過去写真のインデックス化)
    月面アルバムの出版 

  6  参考文献・サイト
   3.の中で月の年代学とか、地質について少しだけお話しする予定です。

  皆さん、渡辺さんのお話いかがでしたか?本当に分かり易く凄い画像、
  アマチュアの意義、色々凄いですね!月の画像の精細さはさることながら、
  太陽の当たる角度で表情が全く違って見える。月のクレーターの生成年代、
  地質、谷やドームの出来かた・・・・お話のすごさに引き込まれましたね!

  いつも見ている「月」ですが、ここまで掘り下げてみるとますます興味が増し
  ますね!
  渡辺さんの言葉:
  「月面は(秤動などで)で同じ月の姿は二度と見られない!」月齢が同じでしたら
  同じような月の満ち欠けで、同じ月の姿の気がしますが、確かにそうですね!
  同じ姿は2度と見れない、今撮った写真はもう絶対に撮れない!
  ですから晴れたら毎日でも撮る価値がある、それが月面なですね!

  質問も山ほどありましたが時間オーバー!
  短すぎましたね、スンマセン!
  続きは第三部へ・・・!

(2)08月の活動報告

(3)09月以降の活動計画

(4)「 会報などの紹介 」
  今月も友好団体から立派な活動の会誌などを頂きましたのでみんなで楽しく
  閲覧させていただきました。
  ・天界 東亜天文学会
     2019年09月(第1132号)
  ・星屑 NO.534 熊本県民天文台

(5)「 会誌:NEWアストロ・インフォメィション紹介 」
  8月の例会開催以降の会誌発行は以下の5冊も発行となりました。F吉編集長の
  超大大力作です。編集長、いつもにも増してお疲れさまでした!
  ・08.17にNEWアストロ・インフォメィション2019.08(NO.112)
  ・08.24にさかのぼり版の4冊
   NEWアストロ・インフォメィション2017.10(NO.94-95)
   NEWアストロ・インフォメィション2017.09(NO.94-94)
   NEWアストロ・インフォメィション2017.08(NO.94-93)
   NEWアストロ・インフォメィション2017.07(NO.94-92)
   印刷した会誌を皆で回覧しました!

(6)「 天文イベント打ち合わせ 」
  @10月05(土)-06(日) 星宴
   会場:ファームビレッジ産山・うぶやま天文台
   主催:天文ハウスTOMITA
   ※当日のロッジを一応抑えようと申し込み初日に連絡しましたが
    すでにいっぱいでした!参加者は車中泊前提で準備された方が良いようです。

  Aわくわく科学フェスタ
   開催日時:2019年11月2日(土) 10:00〜15:00
   会場:稙田公民館  
   相談の結果、T成さんM野さんが参加できますので引き受けることとなりました。
   応援募集します! 連絡は事務局まで。今度こそ快晴でありますように!

(7)恒例企画の
   「観測報告など」
   「機材・お宝紹介」
   「画像処理セミナー」
   「オークション:お宝レンズなど」
     ・・・などなどは、今月はお休みでした。