2019年08月17日

旧宮砥小学校観望会


竹田市宮砥公民館の分館長と知り合いということもあり竹田市宮砥公民館
(旧宮砥小学校)での星空観望会を頼まれることになってました。長い付き合い
なので断り切れず昨年に引き続き行うことになりました。猛暑の中、機材の
積み下ろしが大変でしたが、熱中症や腰を傷めないよう気をつけながら老体に
ムチ打ちました。

今年は天体写真の撮影方法のプレゼンをしてほしいと頼まれていたので、
パワーポイントで10ページばかしの資料を用意したのですが、当日来られた
参加者の顔ぶれを見ると小学生3年生以下の子どもと母親それに数名のシニアの
方々でした。教室でプロジェクターを使って説明しても果たして興味を持続
させることができるか不安でした。(漢字もルビなし)

いきなり撮影の話はまずいであろうと思い、急遽話題を変えて天体画像や
タイムラプスの動画を見せて時間をやりすごすことにしました。しばらくして
外を見ると空はまだ曇っていて木星も見えない状態でしたので、いよいよ時間
調整に本題の天体写真の撮り方を軽く大雑把に説明しました。子どもたちには
退屈なお話だったでしょうが、静かに聴いてくださってありがたかったです。
あとで、ご褒美に(実は部品作りにとても苦心した)惑星モビールの作り方
を説明しおみやげにしました。

外がかなり暗くなってきたので運動場に移動してもらって設置しておいた
望遠鏡の電源を入れ初期入力をすませましたが、まだ木星すら見えていません
でした。昨年も雲に悩まされた悪しき記憶がよぎりましたが、数分して木星が
顔を出してくれホッとしました。(山の天気は分からない)

まずは木星とガリレオ衛星をみてもらって、土星が出てきたので、木星と
土星を2台の望遠鏡で見てもらいました。お盆帰りの帰省客というご家族も
多かったらしく、過疎の地域にしては若い家族連れが多く来てくれました。
じぃちゃんばぁちゃんもどこにも連れていくことが出来ないので、この催しが
あって大変助かるらしいです。

昨年も来てくれた星好きの少女(小3)がとても熱心に望遠鏡を見てくれました。
家族にねだって県外のプラネタリウムへも行ったようで、撒いた天文の種が
着実に成長している姿をみて嬉しくなりました。極軸を合わせ300倍くらいで
じっくり惑星をみてもらい、最後にアルビレオを見せて8時30分過ぎには
終わりました。