2019年07月30日

久住高原星空観察会


ほぼ、毎年の恒例行事化してきた観察会です。長湯にある総合病院には夏休みに
大分大学医学部の学生さんが研修に来られますが、研修の一環として久住の自然に
触れ合い、体験し、感じてもらいたそうで星空の案内を依頼されています。

今年も、長湯の総合病院事務のA南さんから依頼があり快諾していました。

17時、大分の自宅を出発しましたが上空はほぼ曇天、別府の方は黒雲が!
途中のラジオから大分市内夕立が降ってきたそうです! くじゅうは如何に?

18:30久住の星降る館横の駐車場に到着
何と! 晴れてます! 綺麗に晴れてます!だれの行いが良いのでしょうか?
早々に機材を設営し、28度と平地から見たら涼しい高原で優雅にパンと
コーヒーを頂きながら夕日が沈むのを眺めてました!
こんな贅沢して良いのか?と内心思っていましたがしっかり後でそのバチが
当たってしまいました(後記)

17:30三々五々、本日の参加者が集まってきました。
メインの医学部学生さんは3名! 今どきの若者らしくイケメンの3人でみな
健康的に真っ黒に焼けてます!そのほか、A南さんの息子さんや同僚、カメラ
仲間の方々も見えられて観察会スタート!!!

木星・土星・M22・M57・アルビレオなどをDOBで観察。惑星は良く
見えました! 60倍・150倍は無論の事土星は500倍の過剰倍率にも十分耐える
シーイングの良さ!皆さんその大きさに驚いたようでした。
「なんでそんな良シーイングなのに撮影しないのか!」と惑星屋さんから
怒られそうですね!スンマセン。

そのほか、流星を見たり、春から夏の星座の紹介を行いました。また、研修の
テーマである「自然に触れ合い、体験し、感じてもらう」について、宇宙の
成り立ちと生命の関係を少しお話させてもらいまた、学生さんの先輩である
F吉さんからのアドバイスの「医療従事者と(星などの)趣味」についても
軽く話させていただきました。ほんの少しでも、彼らが将来人の命に接する
お仕事をする時に思い出していただけたら、参考になっていただけたら幸いです。


「 第二部・バチが当たった編 」

観察会は21時過ぎに無事終了しましたが、空は快星!このままでは帰れません。
機材を撤収して会場を出たら、なぜか車は自宅と反対方向へ。
気が付いたら・・・なぜか滑空場に着いてました!

3日目にも来た滑空場、空は綺麗に晴れてますが透明度はいまいちのようです。
水蒸気が多いのかな?と暢気に考えながら機材を下ろして準備に取り掛かります。
22時、まずは、定番のタイムラプス用固定撮影をスタートしてポタ赤などを
組み立て準備をしてましたら、車が一台入ってきました。もしかしたら会員の
誰かかな?と思い様子を見に行くと知らない若者が3名「流星を見に来ました」と!
なんてすばらしい若者に今夜は遭遇することでしょう!
流星や星座、撮影機材などで話が盛り上がってしまいました。

ポタ赤で先日曇られた夏の大三角のリベンジ撮影をしたり白い赤猫のセッティング
をしたりしていたら、日付が変わるころから風向きが変わったようで、西から
雲が急速に湧いてきました。こりゃ如何と撮影を止めようと、カメラを見ると
何かほこりが付いているような?あれ???と思いライトをつけると塵が
舞ってます!!! いや、火山灰、阿蘇山の噴煙が風向きが変わって久住まで
飛んできたようです。

どのくらい前から降っていたか分かりませんが車のフロントガラスなどにも
うっすら積もってます!これはカメラやレンズが大変です!

今夜は優雅に高原の星空を楽しんだりした天罰でしょうか?
大急ぎで撤収し、帰宅して機材レンズのメンテナンスです!
( ノД`)シクシク…

それでも、久住の綺麗な星空を堪能できて満足です!!