2019年03月16日

OTC(大道トライアングルクラブ)天体観測会


大分市大道小学校の父兄の会:OTC(大道トライアングルクラブ)
さん主催の天体観測会が開催され講師としてお手伝いいたしました。

環境教育アドバイザイー制度で天文協会に依頼が来ましてアドバイザーの
Y本夫婦で対応いたしました。

この観測会、昨年12月に企画されたのですが生憎の天候不良で、その時に
座学で代行するか?延期するかで協議しましたが、やはり生の星を
子供たちに見せてあげたいということで意見が一致し3月に延期となりました。
今回は快星に恵まれ、結果的には延期して正解でした。

参加者は大道小学校の子供たちを中心にその兄弟の未就学児童や中学生、
父兄など計41人でした。

会場は小学校も検討したのですが利便性を考え隣接する校区公民館を借りて
行いました。この地、大道校区は、大分市内の方はご存知ですが大分の町の
中心部で大変明るいところで天体観測にはあまり条件は良くありません。
最初相談を受けたさいに、主催者側の方もそのことを心配されていましたが、
明かるところでどのくらい星が見えるのか?見えないのか?光害についても
学べますから、あえて街の真ん中でやりましょう!
とお話しして決まりました。

18:00 公民館研修室で座学開始
 今夜見える星座・冬の大三角・大六角
 月・世界各地での月の模様・満ち欠けの仕組み
 月や恒星の明るさ大きさ距離・宇宙の広がり
 月の見かけの多きを5円玉で・スバル・・・
 などなどについて作成したプリン資料と
 PowerPointプレゼンでお話しました。
19:00 駐車場に移動、観察会開始
 今回は望遠鏡などを事前に組み立てはせず、設営組み立て準備する
 ところから見たいとのリクエストでした。望遠鏡を組み立てながら、
 仕組みなどを話しましたが、なかなか面白い試みでした。
 通常は事前に組み立ててましたが、屋内で解説しているときの見張り
 など防犯面で問題になる事もありましたが、この方法でしたら
 その点は安心です。
 ただ、快星でないときなどはやはり焦るでしょうね・(笑)
 望遠鏡の準備が整って、いよいよ観察スタート!
 まずは月を40倍・150倍で見比べてもらいました。合間に、座学で
 説明した月の見かけの大きさは5円玉の穴に入るくらい・・を皆で
 体感してもらいました。また、冬の星座オリオン座・冬の大三角・
 大六角(ダイヤモンド)も皆で探しましました。
 次に、大型双眼鏡を出して、スバルとM42を観察、スバルは皆よく
 わかりましたが、オリオン星雲は2等星が見えるか見えないかの
 光害地では良く分からなかったようで残念です。
 最後に暗く小さくなった火星を見てもらい20時過ぎに終了となりました。