2018年08月25日

ひじ科学あそびの会・星の観望会



夏休み最後の週末、心配された天気も良い方向に外れ快星の元、大分県日出町で
観望会が開催されました。主催者は毎年恒例の「ひじ科学あそびの会」の皆さま!
今年も41名もの多くの方が集まって観望会を楽しみました!

4大惑星が良く見える盛りだくさんのこの日、まずは半月近くに見える金星を
明るい西空で探すことから始めました。

次に竹林から昇ってきた月齢14の満月を風流に楽しみその大きく見える満月が、
5円玉の穴の中に入ってしまう大きさであることを確認してから大型対空双眼鏡や
25pドブソニアンで観察しました。満月のまぶしさには皆驚いていました!

次は、太陽系最大の惑星の木星です。本体の縞模様や、ガリレオ衛星は良く見え
ましたが今宵は気流が悪くユラユラでした。ユラユラになる大きな原因は地球の
空気であることも知ってもらいました。

木星の次は、今年の主役:火星です。最接近は過ぎたものの、まだまだ大きく赤く
明るく存在感抜群です! 火星の模様がぼんやり見えていたので、砂あらしで
模様が見えない時期が有ったこと、砂嵐が有る事は火星に大気が有るからですと
説明すると驚きの声が上がりました。

惑星の最後は、大人気の土星です! 輪の見える土星は、何時・誰が見ても本当に
感動してもらえます。子供たちも大人もみな感嘆の声をあげていました!
気流が悪いものの、最大500倍まで倍率をあげてみましたが意外としっかり見えて
「大きい!」「凄い!」「ふしぎ!」と、声が上がって講師としても大満足です。

近頃、観望会のたびに、多くの方がドブソニアンにスマホを手持ちで近づけ惑星
などを撮影します。だんだん皆さん良く撮れてくるのは、スマホやアプリの進化
なのでしょうね! 月や金星・木星には驚きませんが、木星のガリレオ衛星や
土星の輪がしっかり写った方もいて本当にすごいですね!

名前は分かりませんが、人工衛星も3つほど通過を見れましたし二重星のアルビレオ
とミザールも楽しんでもらいました。

途中、環境についてもお話ししました。星空が綺麗に見えるためには、綺麗な空気と
暗い空が必要です、星が綺麗な場所は人が住む環境的にも適しています!

観望会の最後は、夏の星座説明や、北極星の見つけ方、星空の宇宙の広がりなどに
ついてお話をして本日の観望会を無事終了いたしました。
参加いただいた皆様、お疲れ様でした!