2018年08月19日

旧・宮砥小学校観望会



 8月19日に竹田市旧宮砥(みやど)小学校の運動場にて竹田市公民館宮砥分館
主催の星空観測会へ観測機材を持ち込み行ってきました。昼間は晴天が続いてた
天気も夕方になって雲が居座り19時になっても月の位置さえ分からないほどでした。
画像にあるように機材は出したまま望遠鏡のフードにビニールをかぶせて空を
眺める時間が続きました。晴れ間のない空にやきもきしながらも待ち続けた甲斐
あって、19時30分頃から月が雲間から見え始め、3台の望遠鏡で月を見てもらう
ことにしました。といっても参加者はまだ10人に満たない人数で通りすがりの
高齢者も呼び込んでの少し寂しい観測会の始まりになりました。

 8時くらいになると雲間から木星が見えてきましたので、観測対象を木星に
切り替えガリレオ衛星と縞模様の確認をしてもらいました。小さな子ども用に
踏み台を用意していましたが、アイピースの位置が低かったので踏み台も使わずに
すみました。子どもたちは望遠鏡をはしごしながら何度も見つめていました。
このことが良い経験になったらいいなと思います。土星も見えてきたので土星を
視野に入れます。そのころ子ども会の焼肉会から流れてきた親子連れでにわかに
多くなり30人近くになったようでした。

 北極星あたりは厚い雲でほとんど見えず極軸をきちんと合わせられなかった
ので、高倍率での惑星を観望は無理でしたので飽きてしまわないうちに、火星が
出てくるまで教室に移動してパワーポイントで天文のにわか説明を行い、月面や
木星・土星の拡大画面やAVI動画で火星を見てもらい補足をいたしました。
火星が見えてきたヨという声が外から聞こえたので、望遠鏡でお待ちかねの火星
を見て頂き星空観測会を終えました。

 皆が帰ってしまった頃には全天が晴れ渡り今までの雲は嘘のように消えていま
した。でも、月と三惑星とプロジェークターでの上映も見せられたのでまずまずの
観測会になったと思います。機材が大型で惑星には適していましたが、雲が多くて
気流もいまいちだったのが残念です。3台の望遠鏡を1人で扱うことはまぁ大変
でしたが、人数が少ないところでしたので問題はなかったです。台風の影響もあり
最近の天候だけは分かりませんが最後まであきらめないことですね。