2018年07月21日

久住高原星空の巡り


今年度5回目の久住高原・星空の巡り7/21の今回は今まで一番天候に恵まれ
ませんでした。沖縄を通過中の台風の影響で外縁部の雲が次から次に流れ込み
強風、時より小雨と言う天候でした。それでも、雲の流れの隙間をぬって垣間
見れる星々を、みんなで諦め悪く粘って楽しみました・(笑)
協会からの参加は、Y本夫婦二人ですが、協会も参加している科学館活動の
I井親子さんが今回も参加されました、しかも星好きなご友人ご家族も一緒に!
少しづつファンが増えて行っていて嬉しいです!

18:30 設営準備開始
 K池・Y師寺氏は、何時もの様にビクセン20p2台と8pくらいの計3台を
 組み立て。今回は何時雨が降っても望遠鏡を軒下に持ち込めるような位置に
 設営です、皆さん苦労されますね!
 時間的にまだ明るい事も有るんですが、それ以上に北極星方向の久住山は
 厚い雲の中ですから極軸セットも無理そうなので経験での赤道儀のセット
 となります。アライメント取る事も出来ませんので、こうなると自動導入
 望遠鏡はかえって使いにくいですね・・・・

19:00〜随時観望開始
 雲の流れは相変わらず速く厚く、中々厳しい状況です。こういったときに
 大事なのは「見える時に見る」です。イベントの主催者側は、どうしても
 スケジュール通りまたはスケジュールを完遂しようとします。当たり前の
 事ではあるのですが、こと天体観測においては挨拶や他の行事をしてる
 間は見えてたのに、いざ観測時刻になったら曇ってた!!!・・・と言う
 事がよく有ります。ですから、「見える時に見る」が大事になります。
 プログラムを変更して先に望遠鏡で見て貰った方が良いのにな・・・とは
 思うのですが、協会で受託しているわけで無く、あくまでも星友の応援
 ですからその辺は自重して、通りかかる人を捕まえて「今、月が見えてます」
 「その横に見える星が木星です」「西の雲の間に見えたのが金星です」と
 案内をはじめました。結果的には、暗くなる前のこの時間帯が一番雲の
 隙間が多かったようです。

19:50〜
 B場氏による「星のお話」講座 今月の注目の星空などをお話している
 ようですが雲が多く観測が難しいので、見れなかったらお客さまもがっかり
 ですから、少しでも思い出に残るようなお話をしようと苦労されている
 ようです。

20:00〜 星空ガイド・観測会継続中!!!
 お話し終了後も、雲はあいからずの状態ですがそれでも雲の速い動きの中、
 数秒間月が見えたりしますので雲の動きを見てソロソロ見えそうかな? 
 というタイミングで望遠鏡をのぞくように案内し、3.2.1・・・ほら月が
 見えた!とご案内を続けていました。また、K池さんたちの望遠鏡でも
 木星を何人かの方が見れたようです。それでも雲が多いので、K池さん・
 Y師寺さんはパソコンで撮影画像を使っての天体の紹介や、流星動画の
 紹介などをされてました、ご苦労様です。
  夏休みだけあって、子供連れの方が多く、中には星座早見盤を持参の
 家族も!・・・Y本H美さんが中心になり、星座早見盤の使い方や、
 雲間から見える恒星・星座の案内や神話の紹介を行いました。
 
21:30 終了、片付け開始

今回は天気に恵まれず残念でしたが、熱心に望遠鏡の周りでねばっていた
方は月・木星。金星・夏の大三角・七夕星・北斗七星・・などを見ること
は出来ました。次回は快晴の久住の星空となって欲しいですね!!!!

この観望会は、毎月定例の観察会ですし、終了後は
花公園駐車場で居残り観測も出来るようなので(要確認)
関心のある方は、お問い合わせの上、参加如何ですか?

by Y本