毎年恒例の「星空散歩：春編」です

・18：30到着
・18：30〜19：30　準備
　惑星（Ｋ端氏・Ｏ田氏　協力）・彗星・星座・星雲などの
　Ｙ本が撮影したミニミニ天体写真展を設営
　（自然の家所長さんをはじめ職員の方設営してくれました・礼）
　ＰＰ（パワーポイント）設営
　その他曇天時対策の以下のオリジナル用品準備設営
　　・惑星の距離を感じよう。
　　・月の満ち欠けを体感しよう。
　　・星座は回るｏｒ地球が回る。
　　・月と地球の距離を感じよう。
　　・隕石に触ろう。

・19：30　開会式あいさつなど
・19：45〜20：30　天文講座
　今回のメインテーマは「木星と春の星座」ですが
　今年は、火星の大接近が有りますし、土星も観望好機です。
　今夜は月も見頃ですから、星座の話の前に月惑星の解説から
　始めました。まずは、月について時間の関係で、月の大きさ
　についてのみ説明、
　「見かけ上　月は、どのくらい大きさと思いますか？」
　「直径10センチの紙パイプくらい？5センチのパイプくらい？
　それとも5円玉の小さな穴くらい？どれくらいと思いますか？」
　・・・と質問！
　手をあげてもらいましたが、一番多かったのは5円玉！！！！
　質問の雰囲気を読んだようで（笑）正解者多数でした。
　大きく見える月ですが、手を伸ばした先の5円玉の穴に入ってしまう
　位の大きさの月が、あんなに大きく見えて感じることの
　不思議さに皆さん驚いたようでした！・(笑)
　続いて夕方西空に金星が見えてること、続いてメインの木星
　について、オリジナルＰＰで解説いたしました。
　川端氏から借りた木星の大赤斑の動きの動画で自転の速さを
　感じてもらえたようです。続いて土星について同様にオリジ
　ナルＰＰで解説、輪の有る土星は皆さん大好きですね！！
　惑星の最後に今夏大接近の火星について解説いたしました。
　川端氏の継続観測で、日に日に大きくなっていく様子が
　よくわかっていただけたと思います。
　夏が楽しみですよ、是非観測しに天文台に行きましょう！！
　惑星の話が済んだ時点で講座の残りは5分くらいでしたので
　春の星座は、屋外でゆっくり解説する事にし、配布資料で
　おおくまざ・うしかい座・おとめ座・しし座・北斗七星
　・春の大曲線・春の大三角の解説のみを簡単に話しました。
　　
・20：30〜21：30　星座観察・望遠鏡で木星観察
　今回は人数が多いので2班に分かれてもらいました。
　自然の家の40�p主砲では木星の観察、こちらは職員の方が
　担当していただきました。
　観察する時にはガリレオ衛星が4つ、3：1で見えてますよ
　是非それも観察してくださいと伝えました。
　私達夫婦は屋上に移動し、そこで星空観察を担当いたしま
　した。今夜は素晴らしい快星の空ですが、月齢11の大きな
　月がすごく明るく、星座観察にはあまり適さないかもしれ
　ません。それでも、屋上に上がって月や木星、だんだん
　星が見えてくると「うわ〜、綺麗！！！」と感激の声が
　上がってました・(笑)
　2班とも同じような話になりましたが、妻が言うには多少
　違う話もしたようです（覚えていない・(笑)）
　まずは西空低空に見える金星の紹介と、金星の解説。
　西空には冬の星座が一部残っていましたので、ふたご座
　こいぬ座などの説明も。
　続いて、北斗七星の説明と、おおぐま座の説明。
　北斗七星を使っての北極星の探し方の説明。
　春の大曲線を説明し、アルクトゥルス・スピカはすぐに
　分かりますがうしかい座・おとめ座は月の明るさで星座の
　形が分かりません・(笑)
　しし座を説明し尾っぽの先のデネボラを含む春の大三角の
　説明し春の星座の領域の説明をしました。明るい月とその
　横の明るい木星、大接近の火星はこの木星より明るくなる
　んですよ・・・と言うと「楽しみ！」との声が上がって
　きました。
　最後に東の方には夏の星座が見えてきてましたので紹介
　しました。昇ってきたさそり座、アンタレスは火星と同じ
　ように赤く見え昔から赤い星は不吉な事象と思われること
　が多かったこと、西南戦争の時に火星は大接近で凄く赤く
　明るく見ていて西郷星とよばれてたことなども興味を引く
　話です。牽牛星のアルタイルは見えませんでしたが、織姫
　星のベガ、はくちょう座のデネブは見えてきましたので、
　紹介させてもらい星空星座観察を終えました。快星で雲を
　心配しない観察会は安心できてとっても楽でした。

・21：30〜終わりの会
　このような内容で進めた今回の天文教室でした。主催の
　自然の家の職員の皆さまもお疲れ様でした。拙い説明でした
　が、宇宙に関心興味のある子どさんたちのお役に少しでも
　立てれば幸いです。次回も呼ばれれば頑張りたいです。