2017年08月21日

USA皆既日食


 先日のアメリカ皆既日食に行ってきました。時差の関係と日食後のハードスケジュールでもうヘロヘロです。
当日は雲一つない晴天で、 画像はダイヤモンドリングの始まりから終わるまで150枚ほど撮影しました。撮影の
途中に 双眼鏡で30秒ほどコロナを観察しましたが、残念なことに周囲の地平線やシャドーバンド観察する余裕も
なくあっ!!という間に2分18秒は終わってしまいました。それでも黒い太陽を見ることが出来て良かったと思って
います(何かとても異様な感じがしましたが)
 撮影地はアメリカ合衆国 アイダホ州 レクスバーグです。撮影時間表示は現地時間ですが、もしかしたら
1〜2秒ほど違っているかもしれませんご容赦を。同時にビデオカメラでも撮影しました、声など入ってそちらの
ほうが面白いかもしれません。


  


 一念発起し、家族3人で北米皆既日食に出かけました。(結果、車の買い替え積立金を取り崩す形に・・・)
福島星の村天文台 大野裕明先生のツアーで、行先は、オレゴン州ワームスプリングのカニータリゾートという
所です。https://www.nishitetsutravel.jp/tenmon/usa2017.html

 当日は皆既直前から少し薄雲がかかったものの、ダイヤモンドリングやコロナを堪能でき、念願がかなった娘は
もちろん、当初は微塵も興味がなかった(!)妻の歓声も聞くことができました。

 皆既(今回の地点は1分50秒でした。)は本当にあっという間ですね。事前に入念に段取りして、娘にも、
双眼鏡を使う練習を繰り返しさせていたつもりでしたが、本番では、やはり平常心でいられなかったらしく、
皆既終了の直前に「見えない〜」と絶叫。プロミネンスを双眼鏡で観望させてやれなかったことが、唯一の残念
ポイントでした・・・。しかも、どうにも衝動を抑えきれなかったらしく、妻と娘そろって、皆既時間の半分は
スマホとタブレットでパシャパシャ撮ってたようです。写真はこっちに任せて、もっと肉眼でしっかり見てほし
かった。(もったいない!)

 オレゴン州各地で発生していた山火事ですが、実は宿泊施設の近隣まで迫っており、幹線道路も直前まで封鎖
されていたことを到着後に初めて聞いて仰天しました。延焼を防ぐため、地元消防署の方で、施設の裏山などを
予め燃やしてしまう処置も取って頂いたとのこと。一方で、米国内の天文ファンや野次馬(?)に、オレゴン州を
避けるような空気が広がったことで、昨年から懸念されていた”史上最大の渋滞”の発生が回避できたそうです。
当日の午後、現地からポートランドまでの帰路(約200km)も、3時間ほどでスムーズに移動できました。火事自体
は、地元の方々は大変な思いをされたと思いますが、まだ腰痛が完治してない身にとって、乗車時間の短縮自体は
非常にありがたかったです。


  


 日食はT橋先生親子と3人でオレゴン州のセーラムという町で日食を堪能してきました。ここは州都ですが,
小さな町で宿泊施設はすぐに一杯になったようで,我々は近くの大きな町であるポートランドのホテルに前日と
当日の2泊だけして帰ってきました。
 日食は列車AMTRAKのセーラム駅から徒歩範囲にあるウィラメット大学の構内に陣取って見物しました。やはり
すごい人出で,行きも帰りもAMTRAKが超満員で運行も遅れ,大変でした。もちろん写真も何枚かとりましたが,
ポートレイト以外は太陽の写真としてはお見せするほどのものがないのが残念です。当日は完璧な快晴でもちろん
肉眼ではバッチリでしたが,あっと言う間(約2分)の皆既でした。でも,無理してでも行ってよかったです!