2017年07月05日

例会


主な内容:
@6月の活動報告

A7月の活動計画打ち合わせ。

B会報などの紹介
 今月も多くの団体から立派な活動の会誌などを
 頂きましたのでみんなで楽しく閲覧させていただきました。
 
 ・星屑 NO.508 熊本県民天文台
 ・科楽知タイム NO.106 児童文学と科学読み物の会
 ・NSA速報 NO.231  長崎県天文協会
 ・長崎天文協会会誌 長崎県天文協会
   ビクセンのSo-Ten-Ken
        VOL63:2017夏号


CFさんのリニュアル双眼鏡コーナー
 Fさん欠席でしたが、K端さんから
 双眼鏡の光軸調整の説明がありました。
 隠しねじ・・・見つかるかな???
 また、自作の「平行器」も紹介いただきました、
 凄いな!!
 
D光軸調整講座(K端副会長)
 天文活動での悩みの一つが反射望遠鏡の「光軸調整」では無いでしょうか?
 そんな皆さんの希望で、K端副会長に光軸調整講座を開いていただきました。
 一般的にはレーザーコリメーターで斜鏡・主鏡を調整して終わりですが、
 その前に忘れてはならないことは接眼部の傾き(直行性)調整だそうです。

 実技のモデルとしてドブソニアン(Y本)と反射筒(N倉)を用意ました。
 実践前に、まずは光学・光軸調整のレクチャーをしていただき
 それから、人工星ジェネレーターで回折リングを確認しました。
 この人工星ジェネレーターはK端氏の自作!!!!
 0.3oの正確な円の穴はどうやってあけたのでしょうか!!
 
 次に、斜鏡を一旦外して、接眼部の直行を調べる簡易判定版をセットして、
 レーザーコリメーターを当ててズレを確認しました。
 約4〜5oずれてるようでした。
 斜鏡を戻して、レーザーコリメーターで確認しても同じくらいのずれが
 確認できました。このドブソニアンの接眼部は結構傾いていたんですね
 (伸縮筒の誤差は無視したとして)
 今回は、あえて接眼部の直行性を補正しないで次に進むことにしました。
 (本当は調整のレンチを1本忘れてしまったからですが・笑)

 直行性を無視して、まずはレーザーコリメーターで斜鏡・主鏡を調整しました。
 通常の手法で、レーザーコリメーターの目印のほぼ中心に赤いレーザー光が
 来るように調整できました。

 次に、オートコリメーターの出番です!
 このオートコリメーターもK端さんの自作だそうで驚きです!
 オートコリメーターには2つの穴が開いています。
 まずは中心の穴を覗いてみると、反射したセンターマークが
 薄く4面見えます・・・慣れないとなかなかわかりません。
 皆で交代して確認させてもらいました。
 次に、中心を外れた穴から覗きながら、斜鏡の傾きを調整
 ・・・2面づつペアで動いていきます。
 次に主鏡の調整をして、最後にセンターリングアイピースで
 主鏡のセンターマークと十字線が合致していることを確認しました。

 最後に、もう1度レーザーコリメーターを取り付けて確認すると
 目印から結構ずれています!!!!
 このズレは、接眼部の傾きを修正しないまま作業を進めた結果だそうです。
 接眼部の傾き調整が作業の第一歩と言うことが良く分かりました!


(by 事務局)