2014年09月27日

小佐井青少年協議会


主な内容:
 18時頃に小佐井小学校へ着いたときには、
FさんとI田さんがすでに到着していました。
運動場の中央付近に陣取ることにして、積み込まれた
機材を降ろそうと打ち合わせをしました。
I田さんがバッテリーを積見込まないまま来てしまったというので、
バッテリーを貸すことにして私は車のシガーライターから
12Vをとることにしました。
最近のハイブリッド車は電流を消費すると自動的にエンジンがかかり
電源供給をし始めるらしいので、実験的にやってみようと思いました。
F田先生も見えられ三日月が西に沈みそうだったので、
月観望から先に見てもらいました。

I田さんはタカハシのTOA130で土星を見せ、
Fさんが15cmニュートン鏡を使って月面を見せ
ミューロン望遠鏡でも沈みゆく土星を見てもらいました。
「わぁ写真とおんなし」というので「こっちは本物です」と・・・
「すげっえ、なんか輪っかがある!?」と驚いてくれる子どもいました。

 土星の次は火星を入れて、しばらく火星を見せることにしました。
「オレンジ色の小粒な星が見えます」「赤くて丸くない」
「あれが火星ですか」「火星探査機が行ってるんですね」「すごーい」
「白いところも見えます」「雪が降っているのでしょうね」などと
話をしながら時は過ぎていきます。
ひとしきり見たところで全体の会があって、公民館のほうで
F田先生によるスライド映写機を使った講話が催されたようでした。
その間、グラウンドにいた方々と観望の続きや
月や宇宙の話などを交えた雑談交流会をしました。
最後にこと座のリング星雲を入れて数名の方に見てもらいました。
月は地球にいつも同じ顔を向けているのはどうしてなんでしょう。
と聞く方がいて、月の海と呼ばれるのは玄武岩という重たい溶岩で
出来ていて裏側にはそれがほとんど無いこと。
地球と月はハンマー投げをしている人間とハンマーのように引力
という鎖で釣り合ってまわっているので、いつも同じ面を見せている
などと説明?し、答えに窮した私は結局・・・そうしているほうが月も
いちばん楽ちんなんですよと言って笑う。

 物理的に理論的に説明出来ないのは文系だから仕方がないと
自分自身にいつもの言い逃れをして、聞いてくれた人も自分なりに
心の中で「あの人は妙な事を言ってたけれどきっとこういう意味だ」と
整理してくれたのではないかと思うことにしました。

ビッグバンの話や宇宙背景放射の話やGPS携帯とアインシュタイン
理論の話など不思議だけど面白い宇宙の話をしていたらすぐに時間が
たってしまいました。

 いつしか公民館の講話も終わったようで、出てきた人たちが今何か
見えますかというので上を見上げると、「あれれぇ」空一面べったり
雲で覆われていて、「もう雲しか見えません・・」
やはり今年の観望会はそう簡単に星を見せてくれません。
本日も最後は雲にやられてしまいました。
でも、35名近くの方々が参加され惑星に月を見てもらい今年の中では
大成功に近い観望会になったのではと思います。

(by M野)