2013年8月10日

丹生地区青少協天文教室



大分天文協会のF名誉会長から
「突然で悪いけど、観望会の講師が見つからず
困っている団体から急な依頼が来たので
観望会の手伝いを頼む」とSOS!
名誉会長からの指令でしたら有無もありません。

仕事を大急ぎで切り上げ自宅に帰り
バタバタ準備していざ出撃です!

向かった先は、大分市丹生(にゅう)校区公民館
ここで丹生地区青少協天文教室が開かれていました。

私は19:30からの天体観測担当です。
18:45に現地到着後、公民館裏の公園に
20センチドブソニアンとポルタに載っけたFC50 
をセットし、子供たちの到着を待ちました。

時間が有ったので公民館で行われているF名誉会長の
天文講座を覗いてみました。
先生の天文旅行:「星追いの旅」を子供たちに
スライドで解説中です。
何時聞いても本当に世界中あちこちに星を追って
旅されたバイタリティーには驚きです。
子供たちもさぞ驚いたことでしょう。

途中で抜けて、公園に引き返すとようやく暗くなりつつある
西の低空に月齢3.2の三日月と金星が見え始めました。
ファインダーなど調整していると公民館から
子供たちがワイワイ出てきました。
幼児から小6まで年齢幅は大きいようです。

観望の注意をしてから、FC50で三日月。
20センチで金星を見てもらいましたが
低空のせいもあり、思ったほどの見ごたえは
無いのが残念です。

総勢70名くらいが一通り見るにはそこそこ時間がかかります。
また、ドブソニアンを操作したことの有る方は
わかると思いますが、ほぼ水平に近い低空の
ドブ操作は結構大変ですし、まして自動追尾の無い
ドブですから2〜3人ごとに手動調整せねばなりません。
暑さもあり、調整で大汗かきました。

ただ、当初は蚊の攻撃に参りましたが、子供たちが来てからは
まったく寄ってこなくなったのは助かりました。
蚊も美味しい方は良くわかっているようです(笑)

金星の次はメインの土星。
輪の有る土星は観望会の4番バッターですね。
子供も親御さんもそれぞれ凄く驚き
喜んで切れたので本当に嬉しくなりました。
土星の見える時期の観望会は助かります。

最後に、夏の大三角、七夕の伝説
はくちょう座、こと座、わし座、さそり座
、北斗七星と北極星の見つけ方・・・
などの星座解説をして、
更に、「今日は快晴なんです。本当なら
もっと星が見えても良いのですが、残念ながら
PM2.5等の大気汚染物質が九州を濃く覆っていますから
星が良く見えてません。 星がきれいに見える
澄んだ空気を守るために環境問題に関心を持ちましょう」
と、少し難しいかもしれませんが大事な話を
させていただいて、終了いたしました。

F名誉会長にも急に舞い込んだ観望会だそうで
本当にご苦労様でした。

(by 事務局)