2013年7月10日

臨時観望会


『梅雨明け十日』と言われるように、「梅雨明け後の一週間から十日ほどは、
太平洋高気圧に大きく覆われて 気温の高い夏らしい晴天が安定して続くことが
多い。」そうです。

・・・そのことわざ通り、このところ星(晴)天が続いていて星屋にとっては
   嬉しいばかりです。

そんな猛暑の夕方、天文協会の会員のTさんから事務局に連絡が入りました。
「今夜天気も良いようだし、ようやく時間が少し取れたので香りの森に行って
CPC1100GPSで星見ようと思いますが・・・如何ですか?」とのお誘いでした。

ちょっと仕事が込んでましたが・・・速攻で「行きます!見せてください!!!」
と返事していました。(仕事はまた徹夜だな・・・涙)

そんなわけで、急遽香りの森に、Tさんと事務局Fの3名が集まり
臨時の観測会となりました。
(お誘いできなかった皆さん・・・スンマセン!)


5月の観測会でお披露目いただいたセレストロンCPC1100GPS。
その後、Tさんの多忙もあり中々 日(星)の目を見なかったようですが
ようやく本格的に稼動となったようです。

事務局が20時前に到着すると、すでにTさんは現着していて
主砲の28センチを組み立てていました。
改めてよく見ても・・・でかいです!ホンマ。

光軸調整などされて、準備完了。いよいよ観望スタートです。
まずは、第一目標の「土星」
28センチの大口径に200倍から280倍 位で見る土星は
明るさ・大きさの面でも迫力満点です。
高度も若干低く、シーイングもそれほど良くは無い条件のでしたが
カッシーニの空隙や土星本体の模様さらに輪の影までもが良く見えました。

その後、Tさんは初ビデオ撮影に挑戦です。
横で(技術を盗もうと)見ていましたが、ビデオのモニターに写る
土星の映像の綺麗なこと・・・拡大率を大きくすると迫力満点です。
シーイングの影響をかなり受けているようですが、たまに動きが止まった
瞬間の像は、凄かったです。

そのあとは、お楽しみのミニミニメシエマラソンならぬ、メシエ散歩。
M5・M3・M57・M51・M13・M8それと北極星(3重星)などを
短時間に見せていただきました。
28センチの大口径で見る球状星団の迫力は素晴らしいですし、
自動導入の正確さすばやさには脱帽ですね。

念のため、ポタ赤とカメラを持参し、観望させていただいている間に
星野を ほったらかし自動ガイド撮影で撮影しました。

観望・撮影に入る前に、月例 1.8の細い月と金星のツーショットを
撮影しました。

(by 事務局)