2013年7月6日

牧さかしい会天文講話


演題「星追いの旅」
1.星との出合い
  ◇6cm紙筒望遠鏡で月を見たのが星との出合い〜1959年(S34)年5月
  ◇天体写真に魅せられて
  ◇望遠鏡を求めて
2.太陽を追って
  ◇豊後水道の日の出を追って43年
    冬至前後のみに見られるワイングラス型の太陽〜海面上の空気の
    上冷下暖現象で起こる。
3.太陽と季節
  ◇冬が寒いのは、太陽と地球の距離が遠いからではない。冬が最も近い。
  ◇夏が暑いのは、太陽と地球の距離が近いからではない。夏が最も遠い。
  ◇夏が暑いのは、太陽の高度が高いからで、冬は高度が低いからである。
4.日食
 (1>日食の種類と見え方
   日食は、太陽・月・地球が直線上に並んだ新月の時に起こる
    @皆既日食〜月が地球に近い新月の時に起こる
    A金環日食〜月が地球から遠い新月の時に起こる
 (2)皆既日食
   ◇1963(S38)年7月21日が、20世紀日本で見られた最後の
     皆既日食だったが、行けなかった。
   ◇46年後の2009(H21)年7月22日に九州トカラ列島近くの島々や
     屋久島などで見られはずだったが、曇天で見られなかった。
   ◇次回は、2035年9月2日関東から富山方面で見られる。
 (3)金環日食
   ◇1987年9月23日、沖縄で見られ、撮影に成功した。
   ◇2012(H24>年5月21日鹿児島、宮崎で見られるはずだったが
     曇天で見られなかった。佐伯でも見られる予定が、
     曇天で駄目だった
   ◇次回は、2030年6月1日、北海道で見られる。
5.皆既日食の撮影で海外へ
 皆既日食のコロナを見たくて、日食観測で海外へ13回出掛けた。
 一般旅行も含めて海外へ29回出掛け、45力国旅行した。
   ○南極日食〜2003年11月○エジプト日食〜2006年3月
6.オーロラに魅せられて〜1999年カナダで撮影
   ◇オーロラは、北極圏や南極圏近くでないと見られない。
   ◇カナダのイエローナイフ(北緯62°27'〉に出掛けた。
   ◇-20℃の厳寒の夜空で見たオーロラの美しさに感動した。
7.星の一生
   ☆星も生まれて死ぬ☆星の一生は生まれた時の大きさで決まる。
   ☆オリオン座のM42星雲〜生まれた若い星が見える。
   ☆こと座の星雲M57は、星の死後の姿。
   ☆水素から鉄までの元素はすべて星の中でつくられた。
    銅、亜鉛、金などは、星の死の爆発によってできた〜星の死の産物。
    地球では造れない。
8.土星
   ☆日没後、南西の空に明るい星が輝いているのが土星である。
   ☆土星の表面の模様
   ☆土星の環
9.天体観望会。講演会
   ☆天体観望会や講演会に、過去20年間で年平均20回でかけている。
10.小惑星6869FUNADA
   ◇1998(H10)年8月8日、国際天文学連合から命名してもらった。

(by 事務局)